【高収入!】建設業の中でも塗装業の給料、年収が高い理由はなぜ?

塗装業は、建設業の中で塗装を専門に扱う技術職であり、建物を完成させるうえで必要不可欠な職業です。

技術と経験を身に着けられる仕事であり、かつ高収入が期待できる魅力的な職業として、建設業の中でも注目が集まっているようです。
今回は、塗装業の収入の実態や、なぜ高収入が得られるのか、さらにはこの仕事のメリットについて解説していきます。

塗装業の年収はどのくらい?

国税庁が公表している令和5年「民間給与実態統計調査結果」によると、建設業の平均給与は548万円となっています。これは全産業の給与所得者の平均年収(平均給与460万円)と比較しても、高い水準といえます。

その中でも塗装業は、経験を積んだ職人になるとさらに年収が上がっていきます。
さらに、キャリアを積んだ後で独立して塗装業を営む事業主の場合、年商1000万円を超える例も少なくありません。

特筆すべきは、経験を積むことで収入が着実に上がっていく点です。
例えば、以下のような収入モデルが一般的といえます。

経験1年目:年収300万円~
経験2~3年程度:年収400万円~
経験10年以上の職人:年収600万円~


キャリアを積めば積むほど、収入が上がるというのはやりがいがある仕事といえるでしょう。

なぜ塗装業の給料、年収が高いのか?

塗装業の収入が高水準である背景には、複数の重要な要因が絡み合っています。その詳細について見ていきましょう。

1.高い技術と専門知識が必要
塗装業は一見シンプルな作業に見えますが、実際には非常に高度な専門性が求められます。例えば、建物の素材や環境条件に応じた最適な塗料の選択、気温や天候による作業タイミングの見極め、均一できれいな仕上がりを実現する技術など、多岐にわたる知識と経験が必要です。

また、近年では環境に配慮した塗料や機能的な塗料など、新しい製品も次々と開発されています。これらの新技術に関する知識もアップデートしていく必要があり、継続的な努力が欠かせません。このような専門性の高さが、給与に反映されているのです。

2.建設業界全体での人材不足
建設業界では深刻な人手不足が続いています。特に塗装業においては、技術の習得に時間がかかることから、若手人材の育成が追いついていない状況です。

建設業就業者の約3割が55歳以上(総務省「労働力調査」(暦年平均)を基に算出)となっており、今後さらに人手不足が加速することが予想されます。

このような状況下で、技術を持った職人の価値は年々高まっており、それが給与水準の上昇につながっています。特に、複数の技術があったり、現場管理ができたりする職人は、より高い給与を期待できます。

3.作業環境と身体的負担
塗装業は身体的な負担が大きい仕事です。高所での作業が多く、安全管理に細心の注意を払う必要があります。

また屋外の仕事が多く、夏場の暑さや冬場の寒さにも耐えながらの作業となり、体力が必要です。このような過酷な労働条件に見合った報酬設定となっているわけです。

4.工事品質の保証や責任
塗装は建物の美観だけでなく、建物を保護する重要な役割を担っています。適切な塗装が施されていないと、建物の寿命が縮まったり、補修費用が余分にかかったりする可能性があります。

そのため、塗装工事には大きな責任が伴います。工事の品質保証や、トラブル発生時の対応なども含めて、総合的な責任を負うことになるでしょう。この責任の重さも、給与水準に反映される要因の一つとなっています。

5.安定した需要と市場規模
塗装工事は新築物件だけでなく、既存建築物のメンテナンスにも必要不可欠です。一般的な建物では5〜10年ごとに塗り替えが必要となるため、継続的な需要が見込めます。

また、住宅の長寿命化や環境への配慮から、適切な維持管理の重要性が高まっており、塗装業への需要は今後も安定的に推移すると予想されています。この市場の安定性が、高収入を支える基盤となっているのです。

塗装業のメリットは?

年収が高いことのほかに、塗装業のメリットは、どんなことが挙げられるでしょうか。以下に紹介します。

職人としての技術を身に着けられる
塗装業は未経験でも始められ、かつ職人としてのキャリアパスが存在します。技術や知識を身につければ、着実にステップアップしていける職種といえます。

経験を積んで技術を磨き、職人として一人前になった後で、中には独立して自身の会社を設立する人もいます。

技術の習得による自己成長
塗装業は、技術を磨けば磨くほど評価される職種です。新しい塗料や工法も次々と開発されており、常に学びがある仕事です。技術を身につけることで、自分の価値を高められる点も大きな魅力です。

ワークライフバランスが保ちやすい
現場によっては朝早い時間帯の勤務があったり、天候や納期に左右されることもあったりしますが、基本的に休日は確保されており、近年は働き方改革も進んでいます。
オンとオフをしっかり切り替えられ、ワークライフバランスが保ちやすい仕事といえます。

安定した需要と将来性
塗装業の最大のメリットの一つは、その需要の安定性です。日本には多くの建築物、家屋が存在し、定期的な塗り替えが必要となります。高齢化社会になり、リフォーム需要も増えているので、市場は拡大傾向にあります。

仕事が形に残り、目に見える達成感が得られる
塗装前と塗装後では建物の見た目が大きく変わるので、塗装というのはお客様に喜んでいただける仕事といえます。自分の仕事の成果が目に見える形で残るため、大きな達成感、やりがいを感じられるでしょう。

まとめ

塗装業は、技術と経験を活かして高収入を得られる、魅力的な職種です。安定した需要があり、技術を磨けば着実にキャリアアップできる点も大きな特徴です。建設業界に興味がある方、手に職をつけたい方にとって、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

神奈川県横浜市にある株式会社小林建設では、塗装業を得意としており、足場工事やリフォームを手掛ける職人を募集中です。

仕事を通じて幅広く、そして一生ものの技術を身に付けられます。未経験からでもスタートできますので、興味をお持ちの方はぜひお問い合わせください。