【 保存版 】塗料の選び方や長持ちする秘訣をプロが大公開!外壁塗装、リフォームの前に知っておくべき3つのポイント

外壁塗装やリフォームを考える場合、せっかく塗った塗料をできるだけ長持ちさせたいものですね。
施工する塗料などによって長持ちするかどうかはかなり変わってくるものです。
今回は、外壁塗装、リフォームの前に知っておくべき3つのポイントを紹介します。

代表的な塗料とその特徴を紹介

外壁塗装に使われる代表的な塗料であるアクリル系、シリコン系、ウレタン系、フッ素系の4種類を紹介します。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
シリコン系塗料・・・高機能で長持ち

シリコン系塗料は、近年注目を集めている高機能な外壁用塗料で、スタンダードな塗料の一つといえます。
主成分のシリコーン樹脂には、優れた耐久性と撥水性があります。
このため、シリコン系塗料は紫外線や風雨、汚れに強く、塗膜の劣化も緩やかです。一般的な耐用年数は10~15年程度です。

また、撥水性に優れているため、汚れが付着しにくく、汚れが付着しても洗浄が簡単です。清潔な外観を長期的に保つことができるのが大きな魅力です。
ただし、価格はアクリル系に比べると少し高めになります。また、施工には専門的な知識と経験が必要で、専門の業者に依頼する必要があります。

カビや藻類などの発生をおさえる付帯効果を持つシリコン塗料も登場しています。
シリコン系塗料は、建物の価値を長期的に維持したい場合には選択肢になると言えるでしょう。


アクリル系塗料・・・手頃な価格で耐久性低め

アクリル系塗料は、手頃な価格の塗料の代表格です。主成分であるアクリル樹脂は、水に溶ける特性を持っています。そのため、臭いが少なく環境への配慮も高いのが特徴です。
価格も比較的手頃なため、個人の外壁リフォームなどで幅広く使われています。ただし耐用年数は5~7年程度、他の塗料に比べると短めですので、コストパフォーマンスがいいとはいえないかもしれません。

紫外線や汚れに対する耐久性も高くはありません。経年劣化が早めに始まり、定期的な塗り替えが必要になります。色褪せやチョーキング現象といった劣化が起こりやすいのが弱点です。

しかし、手軽な価格と施工性の良さから、リフォームの際の選択肢の一つとして検討する価値は十分にあります。予算に余裕がない場合や、塗り替えにも対応できる場合に適しています。


ウレタン系塗料・・・光沢感、弾力性があり手頃

ウレタン系塗料は、ウレタン樹脂を主成分とした比較的手頃な価格の塗料で、耐用年数は約7~10年程度です。

この塗料は、密着性が非常に高く、下地との相性が良いのが特徴です。塗膜に光沢があり、汚れや水気に強いというメリットがあります。
豊富なカラーバリエーションが用意されているため、デザイン性を重視する方にも人気があります。初期の光沢感も美しく、新築時の仕上がりの満足度は高いです。
ただし、耐久性については他の塗料と比べると劣り、経年劣化が比較的早いのがデメリットといえるでしょう。


フッ素系塗料・・・耐久性があり高級

フッ素系塗料は、最も高耐久な塗料として知られており、耐用年数は15年以上と非常に長いのが特徴です。フッ素樹脂を主成分とし、耐候性、耐薬品性、耐汚染性のすべてにおいて最高級の性能を誇ります。
特に紫外線への耐性が高く、長期間にわたって光沢や色調を保持できます。また、優れた撥水性と防汚性を備えているため、汚れが付きにくく、付着しても簡単に落とすことができます。
ただし、価格は他の塗料と比べて最も高価であり、一般住宅での使用は限定的です。主にマンションなどの大規模建築物や、特に美観の維持を重視する建物で採用されることが多くなっています。施工技術も専門性が必要となるため、経験豊富な業者による施工が不可欠です。

塗料選びのポイントは?

塗料を選ぶ際は、以下の点を考慮するとよいでしょう。

建物の立地環境(海沿い、日当たりの強さなど)
塩害を考慮すべき海沿いや日当たりが強い場所では、耐候性の高い塗料を選択する必要があります。


予算(初期費用とメンテナンス費用)
初期費用を抑えた塗料を選ぶと、塗り替えまでの期間が短くなります。 長期的な費用を考えると、耐久性が高めの塗料が、長い目で見ると結果的に経済的となる場合が多いといえるでしょう。


建物の構造や素材との相性
家屋が木造か、コンクリート造かによって塗料との相性も異なります。
特に重視したい性能を明確にした上で、各塗料の特徴を比較検討することをおすすめします。また、使用する塗料に応じて施工方法も異なってくるため、信頼できる業者に相談することも大切です。

長持ちしやすい色を選ぶ

外壁の色選びも塗料の耐久性に大きな影響を及ぼします。一般的に、ペールトーンの薄い色合いの方が濃色の暗い色合いよりも紫外線などによる変色や劣化が起きにくい傾向にあります。

白、ベージュ、グレーなどのペールトーンは人気も高く、変色しにくいのが特徴です。一方、赤、青、緑などの濃色は変色しやすく、塗り替えのタイミングが早まる可能性があります。

色褪せしにくい、汚れが目立ちにくい色調を選ぶことで、塗り替えのサイクルを延ばすことができます。

ただし、建物の雰囲気や色合いとのバランスも考慮する必要があります。外壁の色は耐久性だけでなく、デザイン性の面でも重要な要素です。外壁塗装やリフォームの際は、耐久性と美観のバランスを取りつつ、塗料の色を選びたいものです。

技術力のある業者を選ぶ

外壁塗装の施工方法も、塗料の耐久性に大きな影響を与えます。下地処理や塗装工程の丁寧さなどは技術力に左右されますので、技術力の高い業者に依頼することが重要です。

安価な業者に依頼すると、安い材料や粗雑な工事につながり、長持ちしない塗装になる恐れがあります。一方、技術力のある業者に依頼すれば、適切な施工が期待できるため、塗料の性能を最大限に発揮できます。

外壁や家の美観を長期的に保ちたい場合は、施工事例などの実績や技術力を重視して業者を選ぶことをおすすめします。

気になった業者があれば見積もり依頼や相談などをして、施工内容や実績などを丁寧に確認しましょう。

まとめ

以上、外壁塗装やリフォームを長持ちさせるためのポイントをご紹介しました。大切な家の外壁を長く保ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

小林建設は、神奈川県横浜市を拠点として住まいに関するお悩みを解消するために、様々なリフォーム工事や外壁塗装・防水・屋根工事をご提供しています。リフォーム等の工事実績も豊富で、足場設置から塗装、張り替えまで一括施工も可能です。
リフォーム、外壁塗装などをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。